るちる るーぶる るのわーる

雑記というにはネガティブ過ぎる

はじめてケツアナに手を出した(手を入れていただいた)話

男子たるもの、合体ロボ、銃、かつての敵が味方になる展開、ドウェイン・ジョンソン前立腺、男の潮吹きに憧れたことが一度も無いとは言わせない。

その憧れを体験するべく、自身の知的好奇心に従いとあるお店へ向かった。
あくまで憧れの体験という好奇心からくる動機であり、えっちな気持ちなんて絶対無い!絶対!

そんな憧れを一度は体験してみたいと思い、いよいよ実現させることにした。知的好奇心には素直に従うことを信条にしている。

もちろん不安が無い訳ではない為、数日まえから入念にネットで調べ良さそうな店を見つけた。

予約が必須の店であるため電話をし、希望の時間を伝えるとHPの下に問診表があるから記入して予約時間の30分前までにメールしてほしいと言われた。

今までそんなこと言われたこと無かったので面倒だなぁと思いつつ、ファイルを開くと今までのM経験からしてほしいサービス、希望のシチュエーション、罵倒の有無やレベル、性感帯、その他有料無料オプションなど細かく書かれていた。

メールをし、しばらくすると”ウチは中級者〜上級者向けだけど(初めてって書いてあったけど)大丈夫か?”という旨の返信が来た。

熱心にぴゅあらばの情報を確認し、値段や営業時間、キャスト紹介、口コミ、体験動画などなど吟味したうえで電話をしている、確かにそこには初心者~上級者と記されていた。

そのうえ電話するにも勇気がいる、「先家に入ってて」と家主が居ぬまま玄関に入る時のような、絶対に怒られる報告をする時のような、そんな勇気に答えるため、半ばヤケクソともいえる感情で”大丈夫です!お願いします!”と返信した。

登山家がエベレストについてのインタビューで”引き返す時間を過ぎているのに、これまでの労力を惜しみ強引に行く奴は死ぬ”と言っていたが、僕はエベレストへ行ってはいけない種類かもしれない。。。

 

時間になり、ワクワクしながらホテルで待っているとノックが聞こえ扉を開けようとする。するとドアの奥から「壁を向いて立ってて」と言われたので『???』と思いながら指示に従う。
すると後ろ側から目隠しをされ、手を引かれながら部屋のソファへ座らされた。

いきなりの目隠しの登場だ

手技の際に目隠しをされ『これは…!いったい何がどうなっているんだ!?よくわからんけど気持ちいい!!』みたいな状態をオプションで付けた際に想像していたのだが、クソ映画の予告編のシーンのごとく、登場が早く戸惑ってしまった。


「え?え!?コレが目隠しですか?」なんて言っている間にあれよあれよと気づいたら半裸になっていた。
暗闇の中、体をまさぐられる感覚と紙をめくる音が聞こえる、おそらく添付したファイルを確認している。

「こういうところ(M性感)の経験は全くない感じ?」

「はい、全くないです、初めてです」

「希望のプレイがこうね」

「はい」

「ふ~ん、こういうのが好きなんだ」

「は、はい...そうでスね(若干スカしながら)」

などといった問診ファイルの記載に相違が無いか確認のラリーが一通り終わった後

「ん~確かに、ウチは中級者以上の人向けの店で中には手を丸ごと入れてほしいって人やみみず腫れになるくらい叩いてほしいって人もいるけど安心して、こっちもプロでやってるから望んでいる事と望んでいない事には注意を払っているし、何より楽しんでほしいから何かあれば(嫌だったり、要望があったら)遠慮なく言ってね、何も言わなかったらそのまま続けるけどね、フフッ」

完璧なイントロダクション、まさしくプロの気概

残っていた多少の不安は消し飛び、彼女に身を任せることにした。

ブラックジャックで墜落する飛行機の中パニックになる乗客を音楽家が自身の演奏によって落ち着かせるシーンがあるが、僕も乗客と同じ気持ちであった。

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ブラックジャック文庫版 2巻p217



とうにパンツを剥がされ、まさぐられ続けた自分が全力で隆起している事をのぞけば…

シャワーを浴び入念に股間を洗われ、体を拭いているとその隙に、ベットに道具が次々と並べられている。
ちなみに目隠しはシャワーの際に取られた(もっと付けていたかったけど)。

数種類のムチやローション、手錠などなど、使用感のある実物を見るのは初めてであり、よりいっそう胸が高まる。

「こういうの見るのは初めて?」

「ドンキとかではありますけど、使っているの見るのは初めてです」

「そっか、でも今日は使わないから安心して、雰囲気雰囲気」

雰囲気だった、ムード作りのため数々の道具が並べられていた。
店のマニュアルが垣間見える一瞬だった。

ただ、その言葉に少し落胆した自分が確かに存在した。

ベットに上がると、仰向けになり足を広げて膝の裏を自分の手で抱えるように指示される。
そう、正常位の女性側の体制のソレだ。

いつもその体制を見るたびに『アホな格好だなぁ』と思いつつ、自分も自身がいきり立つというアホ現象のピークにあるため言わんとしていたが、今の自分はアホ現象の状態のピークでアホな恰好をしている、アホの二乗にある。

アホ²

その状態のまま左手で亀頭を手袋をはめた右手で会陰部(陰嚢と肛門の間)を刺激される。
右手では真冬のハチミツほどの粘度のローションを塗っている。

あー、そろそろ入れられるのかなんて思いつつ、亀頭の刺激に注意を向けていると

「もう中指全部入ってるよ」

『!?!?!?!?!?!!!!』

全く気づかなかった、会陰部をいじられているなぁ程度の感覚しかなかった。

剣の達人のあまり相手が自分の首が切られていることに気づかないという話があるが、現代版の達人はケツに指を入れたことに気づかせない。

言われたとたん、快でも不快でもないとんでもない違和感が強くなってくる、排泄感に近いがなんとも形容しにくい。

「ここが前立腺だよ、ここ、ほらここ」

全くわからん
肛門の表面的な違和感が強いばかりで中で指を動かされている感覚なんて一つもわからない。

そもそも直腸に神経はなく、前立腺にも強く通っているわけではないため、そこで快感を得るには慣れ(開発)が必要なのだそうだ、また、俗にいうトコロテンやそこへの刺激のみで最後を向かえるには慣れに加えて体質なんかも影響するらしい

そんな前立腺レクチャーを受けていると急に肛門の違和感が強くなった。

「え?ん?....また何か入れました…?」

「うん、もう2本とも入っちゃった」

そう言いながら亀頭を刺激していた左手で中指と薬指を見せてきた、どうやら右手の中指と薬指が入ってるみたいだ。

さらに、こういうのはどう?と違和感が増す。左手では五条悟の無量空処の掌印を中指と薬指で解いたり作ったりしている。おそらくケツにある右手でも同じ指の動きをしているのだろう。

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無量空処の掌印(五条悟は右手)

コネコネとさんざんやられたが、指が入っているという衝撃が強いばかりで、残念ながら性的な快感めいたものは一切なかった。

何事も楽しむには一定の修練が必要というが、肛門の開発にも同じことが言えるみたいだ。非常に残念だ。

ゆっくりと指を引き抜き(引き抜く瞬間がかなり強い違和感がある)、手袋を捨てた後、左手で陰茎、右手で会陰や陰嚢を刺激し、手淫に移った

「どうだった?はじめては?」

「ごめんなさい、実際に入ってるっていう驚きが強くて気持ち良いとかよく分からなかったです」

まるで女性の初体験のようだが、いい年した男の発言である。

丁寧に扱ってくれたのにもかかわらず、その良さを分かりきることができなかった自分に少々落胆していると、起こしていた上半身を顔を押さえつけられる形で押し倒される。

さらに手錠を付けられ(使わないって言ったじゃん!)、横向きに顔を押さえつけられながら

「どお?これは?ほら、早くイキなよ、イっちゃえ、イケ」

耳元でのささやきと甘噛みをされ、手淫が激しくなる

『ディ、DLサイトで見た事あるヤツだ!実際にやるんだコレ!』
『この最後に向かっている感そろそろだな、レクチャーの時間が長かったからな…、しょうがないな』
『あれ?手にローションついてたよな?顔にもついているんじゃないかな?』

そんな余計な思考がよぎり、自身の分身の緊張が解けそうになるが、慌てて刺激に集中する。

射精に必要なのは集中力だ、集中!集中集中!

無事に持ち直し、再び息を合わせて二人三脚を続行する

「イケ、イッちゃえよ、早くイキなよ」

『それ最後の本心だろ!!!』
邪念とは裏腹に彼女の努力の果て、無事ゴールテープ切ることが出来た。ありがとうございます。

ただ、彼女の手淫は止まなかった。
彼女は男の潮吹きという第2のゴールへ向かって走り続けていた

「もうやめて遊戯!」
「☆HA☆NA☆SE!!」
「もうとっくにおちんちんのライフはゼロよ」

戦う体力は尽きており、膨張も弱まりこれにて終了となった。

どうやら男の潮吹きにも慣れと体質が関わるらしく、果てた後高圧のシャワーを当てるなどの開発方法があるようだ。
あと水をよく飲むことも大切らしい、潮吹きには水。

シャワーを浴びこれにて終了となった。


結局、憧れていたモノでの性的な快感を得る事は出来なかったが、初めての体験と、まだ見ぬ深い扉が連なっていることを知ることが出来、個人的には満足だった。

何より最初に見せられたプロの気概が素晴らしかった

やはり最初に頼むならばプロに頼むべきだ

何か足りないとしたら、顔についたローションの洗い残しと「早くイケ」のボキャブラリーの低さくらいである。

総合的には最高だった、大変満足イッた
(またすぐに行きたいかというと微妙だが…)

まぁ、何はともあれ楽しかったので皆さんもぜひ体験してみてはどうだろうか?